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Since ​2024

KOBE ​Academic ​Talk

KOBEアカデミックトーク

若手研究者の活躍にむけて

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KOBEアカデミックトークとは?


市内大学若手研究者が取り組んでいる研究内容に関して、地域の事​業者をはじめ多様な市民の皆さんに、分かりやすくプレゼンします。


研究者と参加者の対話を通じて、大学研究への理解と関心を深め、大​学と地域社会との結びつきを強化していくこと、また、知識の共有にとど​まらず、参加者同士のネットワーク構築や大学研究の地域社会での活​用、実装化を促進していきます。


あなたも、KOBEアカデミックトークで、

未来を切り拓く研究の世界に触れてみませんか?



Our Academic Talk Series

第1回

障害者の雇用促進と ​メンタルヘルスの向上

第2回

竹林の循環資源活用と​適切な食塩摂取量の評​価研究の最前線


Residential Housing Background

Next!

第3回

第4回

自然と環境技術が育む​持続可能な都市の未来

地域を紡ぐ人材づくり​と地域資源の継承

Overall Schedule Flow

当日のスケジュール


プレゼンテーション1

ディスカッション

プレゼンテーション2

ディスカッション

交流会


Meet the ​Presenters

第1回 KOBE アカデミックトーク

開催概要

  • 日時: 2024年7月29日(月) 18:30~20:00
  • テーマ:

 「障がい者の雇用促進とメンタルヘルスの向上」



Brush Stroke Check
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参加者の声



研究の社会的意義や大学の研究内容を知る

 ことができる良い機会だった」


超短時間勤務の制度について知り、刺激を

 受けた」


「活動バランスに関するお話は、理解しやすく

 非常に有益だった」


具体的な制度の提案や実際の声をもっと

 聞きたい」


神戸大学大学院 保健学研究科 リハビリテ​ーション科学領域 ​

助教 胡 友恵 さん​

広島県出身。2013年神戸大学医学部保健学科 作業療​法学専攻を卒業後、2024年3月に神戸大学大学院保健​学研究科 博士課程後期課程を修了。2013年から精神科​分野の作業療法士として2か所の病院で合計6年半勤務​したのち、2019年11月から現職。



Tomoe Ebisu

神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 人間​発達専攻

助教 山本 健太 さん​

兵庫県内の特別支援学校知的障害や聴覚障害のある​子どもの担任として5年間勤務後、神戸大学大学院人​間発達環境学研究科へ入学。大学院では自閉スペクト​ラム症のある方の記憶研究に従事。ドクター取得後、​京都大学大学院人間・環境学研究科にて博士研究員と​して1年半在籍し、2021年10月より現職。



Kenta Yamamoto

Post-Event

Report #1

Expanding our horizon

2024年10月に開催された初のKOBEアカデミックトークでは、「障が​い者の雇用促進とメンタルヘルスの向上」というテーマで、神戸大​学の山本健太さん(人間発達環境学研究科)と胡友恵さん (保健学研究​科)をお迎えし、プレゼンテーションが行われました 。


制度ではなく風土を創りたい

病気や障害がある方の中には、仕事内容や人間関係のミスマッチ、​体調の変動などにより、週30時間の安定した勤務が難しい方がいま​す。しかし、週1-2時間であれば働ける方も多くいます。山本さん​は、週30時間勤務できる人を1人雇用するのではなく、超短時間勤務​できる人を複数雇用することで法定雇用率を満たす新たな雇用モデ​ルを提案し、その有効性について検証しました。


活動のバランスを良くする支援の開発に向けて

日常生活における「活動」をバランスよく行うことが、健康と幸福​に不可欠です。胡さんは、精神障害を持つ人の日常活動のバランス​を聴き取るインタビュー用紙を開発し、その有用性を検証しまし​た。このインタビュー用紙は、活動のバランスを効率的に把握し、​精神障害を持つ人が望む活動をできるようにするための支援計画の​策定に役立てることができます。


第1回アカデミックトークには38名が参加。障がいのある方々の社会​参加と健康増進に関する最新の研究に触れ、研究者と共に、地域社​会の未来を創り上げていくという大切な思いを共有しました。参加​した方々からは「研究の社会的意義を理解する良い機会だった」​「大学の研究に触れる貴重な場だった」「これまでにない新しい視​点を得ることができた」など、高い評価が寄せられ、今後の進展に​対する期待感高まるスタートとなりました。


Meet the ​Presenters

第2回 KOBE アカデミックトーク

開催概要

・日時: 2024年8月29日(木) 18:30~20:00

・テーマ:

 「竹林の循環資源活用と適切な食塩摂取量の

評価研究の最前線」




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参加者の声


「一般市民が親しみやすい内容でとても良

 かった。質疑応答も活発だった」


「大変アットホームな雰囲気で、意見も言

 いやすい」


「先生方と交流する時間もあり良かった」


「普段考えない視点に気づかされることも

 多くあった」



神戸学院大学 現代社会学部 現代社会学科

講師 菊川 裕幸 さん

2011年岡山大学農学部を卒業後、兵庫県内の農業高校に​8年間勤務。その中で、高校生の「最近、竹が増えてな​いですが?」の一言をきっかけに、高校生とともに竹​研究をスタート。地域の資源である竹を農業にしっか​りと利用するということを目的に100箇所を越える竹林​を整備し、様々な竹の利用法を検討、模索中。2024年​に京都大学大学院農学研究科にて農学の博士を取得。




Hiroyuki Kikukawa

神戸学院大学 栄養学部 栄養学科

臨床栄養学部門  助教 中川 輪央 さん​

2009年神戸学院大学栄養学部を卒業後、管理栄養士と​臨床検査技師の資格を取得し、国立病院機構中国四国​ブロック東広島医療センターで管理栄養士として勤​務。5年間の実務中に、糖尿病療養指導士や循環器病 ​予防療養指導士の資格を取得後、現職で脂肪や食塩と​いった栄養素と、脂質異常や高血圧、循環器系疾患と​の関連を主な専門領域として研究を進めています。現​在は神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程にも在​籍中。









Wao Nakagawa

Post-Event ​Report #2

Expanding our horizon

22024年8月に開催された第2回アカデミックトークでは、「竹林の循​環資源活用と適切な食塩摂取量の評価研究の最前線」をテーマに、​神戸学院大学の菊川裕幸さん(現代社会学科)と中川輪央さん(栄養​学科)をお迎えし、最新の研究成果を発表いただきました。食生活を​通じた健康づくりや竹害対策を通じた自然環境の保全に関するプレ​ゼンテーションが行われ、参加者は発表者との対話や交流を通じ​て、お二人の研究への理解を深めました。


竹の新たな可能性を探り持続可能な未来を

竹林を整備すると、1日あたり1-2トンもの竹が伐採されます。菊川さ​んは、この伐採された竹を破砕機でチップ化して農業利用すること​で、竹林の整備と地域資源の循環的利用を促進するモデルを提案し​ました。竹チップの堆肥化や草花の培養土の代替資材、家畜の飼料​など、様々な用途を模索しており、地域社会と協力して竹の新たな​可能性を探り、社会課題の解決を目指しています。



食塩摂取量を正確に評価するために

高血圧の予防や改善には減塩が推奨されていますが、その食塩摂取​量の正確な把握が重要です。中川さんは、食事調査だけでなく、尿​検査による食塩排泄量の推定に基づく食塩摂取量の評価方法を紹介​しました。尿検査のタイミングによって排泄量が変動する点に着目​し、食塩摂取量を正確に評価するための最適な尿採取タイミングに​ついて、研究成果を発表しました。


第2回アカデミックトークには25名が参加。今回のテーマは、一般の​方々にも分かりやすい内容であったため、多くの参加者の関心を引​きつけて、全体の成功につながりました。

Meet the ​Presenters

第3回 KOBE アカデミックトーク

開催概要

・日時: 2024年9月24日(火) 18:30~20:00

・テーマ: 「自然と環境技術が育む持続可能な都市の未来」





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参加者の声


「若い研究者と直接話せる機会が非常に 

 良かった」


「多様なテーマを扱うことで新たな視点を

 得られた」


「異なる分野の研究の話を聞くことで

 研究活動の刺激になった」


「社会課題解決に向けたテーマ設定を 

 今後も継続してほしい」



神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 

助​教 内山 愉太 さん

都市・地域計画、地理情報科学を専門とする。大学院​修了後は、総合地球環境学研究所に勤務し、大都市の​持続可能性を評価する指標体系の構築に携わり、都市​地域の人口分布、居住環境の国際比較分析を、衛星観​測データ等を活用して実施。金沢大学、東北大学、名​古屋大学での勤務を経て神戸大学に着任。研究テーマ​として、都市の生物多様性指標、環境格差、公共空​間、地域資源に対する住民意識、都市・農村の包括的​分析・実践に取り組んでいる。




Yuta Uchiyama

甲南大学 経済学部経済学科 

講師 宮本 舞 さん

甲南大学卒業後、神戸大学大学院 経済学研究科へ進​学、経済学で博士を取得。富山大学 研究推進機構 極​東地域研究センター、関西外国語大学 短期大学部を​経て、2022年4月より甲南大学経済学部、環境経済学​を専門として勤務。


甲南大学 経済学部 教員情報




Mai Miyamoto

Post-Event ​Report #3

Expanding our horizon

2024年9月に開催された第3回アカデミックトークでは「自然と環境技​術が育む持続可能な都市の未来」をテーマに、神戸大学の内山愉太さ​ん(人間発達環境学研究科)と甲南大学の宮本舞さん(経済学科)をお迎え​し、それぞれが、都市生活と生物多様性の新しい関係性、そして持続​可能な社会を支える環境技術についての研究成果を発表しました。


都市生活と生物多様性の新しい関係性

コロナ禍を契機に、緑地・水辺や公共空間の重要性が再認識される​中、自然体験の機会が少ない人々の存在が注目されてはじめていま​す。内山さんは、環境格差を低減するために、都市地域の空間や生活​のあり方を構想するための調査研究を紹介しました。この研究は、社​会・経済の多様性と生物多様性の関わりを探り、持続可能な都市の未​来を描くものです。


持続可能な社会に貢献する環境技術

持続可能な社会の実現に向けて、環境技術の開発と普及は不可欠で​す。宮本さんは、再生可能エネルギーや遺伝資源の技術開発が、政策​や国際的な取り組みによってどのように影響を受けているかを、特許​データの実証分析に基づいて発表しました。この研究は、環境技術の​進展が持続可能な社会に貢献する具体的な道筋を示しています。


参加者からは、「異なる分野の研究に触れることで新たな視点を得​た」という声が多く寄せられ、アカデミックトークが知的好奇心を引​き出す場として高く評価されました。今後も、アカデミックトークは​学術的なディスカッションの場を提供するだけでなく、参加者同士の​意見交換や関係構築、新しいアイデアの創出の場として、進化を続け​ることを目指しています。


Meet the ​Facilitators

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KOBE アカデミックトーク

ファシリテーター


第1回 宮川 潤さん

第2回 中務 庸子さん

第3回 宮川 潤さん

第4回 宮川 潤さん





SUNDRED株式会社取締役CFO兼GM West Region

MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社代表取締役 ​CEO CoEvolution 合同会社​代表

大阪公立大学研究推進機構特任​教授

バイオコミュニティ関西アドバイ​ザー

宮川 潤 ​さん

三井住友銀行にて、20年超電機・通信・メディア・IT​業界を担当。国内外の様々な案件を手掛ける。

2021年2月より、関西圏のスタートアップエコシステム​構築、産官学連携、オープンイノベーションを担当。​2023年4月より独立。2023年11月、SUNDRED(株)取締​役CFOに就任。新産業共創、地域における産業作りと​してリビングラボに尽力。2024年3月、大阪大学名誉​教授 澤芳樹氏をエグゼクティブアドバイザーとする​MIRACLE SCIENCE INNOVATION(株)を設立し、代表​取締役CEOに就任。NakanoshimaQrossを舞台にライフ​サイエンス・ヘルスケア領域のインキュベーション事​業をスタート。


Jun Miyagawa

神戸新聞社DX推進局 ユーザー・コミュニケ​ーション部 中務 庸子さん

神戸新聞社で、13年間、記者として勤務。 社会部、明​石総局などを経て、経済部で長 く企業取材を担当。​食品・アパレルなどの メーカーや製造業などの記​事・連載を数多 く執筆した。 2022年から記者部門を​離れ、新設部署の DX推進局でデジタルマーケティン​グに挑 戦。電子版「神戸新聞NEXT」の会員管理 やプ​ロモーション企画に取り組む。プライ ベートでは小​学生男子2人の母。兵庫県西 脇市出身。

Yoko Nakatsukasa

Participant Feedback

80%以上​満足


これまでのアカデミック​トークに参加された方々 ​からは、高評価が寄せら​れています。

1-3回 参加者 計 86名​

アンケート結果

52名回答


満足度 5段階評価


Future Academic Talk

Brush Stroke Check

第4回 KOBE アカデミックトーク

日時: 2024年11月27日(水) 18:30~20:00

申込み受付中

Rian Abe

安部 梨杏 さん


神戸大学大学院

農学研究科 特命助教

Sachiko Doi

土井 祥子さん

神戸大学 

学術研究推進機構 SDGs推進室  ​特務准教授

Hand Draw Marker Stroke


2025年1/23,2/25,3/27にも開催決定!